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10年以上、動悸で悩んでおられる患者さんのビワと針灸治療の紹介です。 この患者さんは、動悸の治療のため、医療機関を受診されました。 ホルター心電図記録を24時間測定したところ、脈拍は平均52拍/秒、最低37拍/秒と徐脈が検出されました。また、上室性頻拍発作が最長で6秒間出現しており、これが動悸にもつながっているのではないかとの診断でした。 高血圧や糖尿病の持病があり、血圧の薬としてベータ遮断薬を服用しておりその影響も考えられるため、抗不整脈薬は処方されませんでした。他にも、胸苦しさ、不眠、倦怠感、頭痛などの不定愁訴もあり辛いので、ビワの温圧や鍼灸治療治療でどうにかならないかと来院されました。 質:紫青、舌苔:厚・燥・黄・裂紋、顫動強度、舌下絡脈++、脈状:数・やや沈・ト・強滑、望形態:肥、多汗。 中医学的診断によると、気血弁証では、強度の気滞血C証があり、また臓腑弁証では、腎陰虚証がベースとなった心陰虚証が生じていることが判りました。 まずは活血化Cの治療を中心にして、症状が落ち着きだしてからは、精血同源の考えから、しっかりと腎陰を補うことで結果的に心陰を補えるように治療しました。 ビワ温圧と鍼灸治療を行った結果は、下記のグラフの通りです。 結果は、58日間の治療で、動悸や胸部の症状は消失しました。 主訴の動悸以外の症状についても、腎陰が補われた結果、倦怠感や頭痛も改善しまし、陰虚の改善で心血も補われたため、不眠の症状も改善しました。 東洋医学は、身体全体の調和を考える医学ですので、今回のように、主訴である動悸の改善だけでなく、同時に不定愁訴などが改善されることがよく見られます。 動悸に関する東洋医学について、もっと知りたい方は、三砂堂漢方伝統医学研究室をご覧下さい。 |
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